切磋琢磨できる場所

今年1月、理事例会の承認を得て「やまもも」に新たな会が発足した。名称は『講師準備会』。

きっかけは、2011年から厚生労働省の委託を受け(社福)聴力障害者文化センターが開催している要約筆記者指導者養成研修(2泊3日・3クール)に、昨年までに3名参加したことからだった。今年も7月から始まり、2名が研修中だ。内容はタイムテーブルで細かく時間配分され、どの時間も欠くことのできない濃密なもの。それは私が参加した3クール目の最終日、台風接近という状況の中でも、講義時間ではなく休み時間を削るという徹底ぶりだった。

無事研修が終わり修了証も受け取った。テキストも読み込んだ、たくさんの資料も貰った、精一杯聞きノートもとった。が、一度研修を受けただけではとても自分のものになったとは思えなかった。「次に繋げる場を、作りたい」。その思いは、研修に参加したメンバーも同じだった。『講師準備会』の目的は①3クールの研修を受けただけで終わらせない②講義を共通認識で展開できるよう定着させる③将来、講座の講師会の役割をはたせるよう発展させる-の3つ。会長はじめ3役の協力を取り付け、理事例会で市民権も得た。何度かの打ち合わせをへて、全要研の要約筆記者養成カリキュラム用指導案集に則って、持ち時間30分の指導原稿を書きデモ講義をすることに決まった。

第1回目は3月。準備時間は十分あったのに雑事におわれ思うように用意できないまま当日を迎えた。課題は第4講「要約筆記の目的」。コミュニケーションが成立する場面のイメージを持たせることが、なかなか上手く表現できない。板書を使い講義をしたものの、自分自身が理解不足では伝わらない。原稿も読み込みがたりず、ただただ棒読み。その場しのぎで覚えた知識や技術ではダメだと思い知った。講評では、「板書の文字は大きくて良かった」「エッセンスが分かりにくかった」「メモを見すぎ」「流れを構築すべき」「自信のなさが目立ったので、そこは注意」などなど…。どの講評もありがたく受け止め、早く自分の言葉で喋れるようになりたいと思う。6月は所用で参加できなかったが、有意義な会だったに違いない。

次回は今月。仲間が互いに励まし合い競い合って、向上する場の一員としていられることに感謝しつつも、課題を前に「困った、どうしよう~」と、頭をかかえている自分がいるのに気がついた。

小笠原

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